「ずっきゃんきゃん」は、実は私も使うたことのなかとですけど、昨日ん朝、奉納踊りのテレビ中継ば点けたまま仕事しおったら、麹屋町の川船ん時かな?こん言葉の耳に飛び込んできたとです。ちゃんと見とらんやったとですけど、たぶん飾り船頭さんが「ずっきゃんきゃん」されとらしたとでしょう。そいで、たまにはこがんコアなじげ言葉も入れてみようかって思うて。「ずっきゃんきゃん」は川船のお囃子の鉦の音ばあらわした擬音語って聞いたことのあります。
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おばあちゃん「あら、よかねぇ、お父さんにずっきゃんきゃんしてもろてー」
孫「ずっきゃんきゃんって、なん?」
おばあちゃん「あぁ、アンタたちは言わんやろねぇ。肩車んことたい」
父親「おくんちの時しか言わんとって思っとったー」
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これを英語で言うたら、こがん感じになります。
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Grandmother: Hey, look at you, your daddy is giving you a zukkyankyan.
Grandchild: What is zukkyankyan?
Grandmother: Oh, you won’t use it anymore. It means carrying someone on his or her shoulders.
Father: I thought it would be used only at Kunchi festival.
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ちなみに、carry someone on one’s shouldersは肩車ばしてやる人が主語。肩に乗る人ば主語にすっとやったらride on someone’s shouldersば使います。
どっかん辞書に、肩車の英訳でpiggybackってあったとですけど、こいは「おんぶ」のこと。子供が豚ん背中に乗る遊びが由来らしかです。
肩車の言い方って、実は長崎ん中でもいろいろ違うとですよね。20年ぐらい前に出たザ・ながさき発行の名書『長崎じげ辞典』ば見ても、「とっきゃんきゃん」(伊王島)、「ひゅうひゅうがん」(茂木)、「とっかんもんご」(諫早)、「とっかんがん」(飯盛)、「せんだいろく」(島原)、「かたうま」(平戸)、「ぴんびのす」(富江)などなど。お年寄りの近くにおらしたら、皆さんの土地でなんて言うか聞いてみてください。
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