人間の持っとる知識欲は、いわゆる三大欲ば超えるぐらい強か、っていう話ばどっかで聞いたことのあります。そがんことなかやろ、って思うたとけど、寝る前にちょろっとって思うて本やマンガば読みだしたら止まらんごとなって、朝方まで一気に読んでしもうたってこと、たぶんほとんどの人が身に覚えのあるですよね。最近やったらネットサーフィンも然り。
学術的なもんに限定せんで幅広く捉えたら、やっぱい「知りたか」って気持ちん強さはだい(誰)にでもあって、意外と侮れんかも。ただ、知ったことば誰かに伝えたかって気持ちもまた、上手くコントロールせんばやぐらしがらるっけんですね・・・。
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A 「知っとるや、こん酒は1年で100本しか作らっさん幻の酒ぞ」
B 「ふーん、貴重かとねぇ」
A 「こん酒ん作り方も一子相伝やけん、だい(誰)もかいも作られんとって。そいけん・・・」
B 「もうよかって。はよ飲もーで」
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これを英語で言うたら、こがん感じになります。
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A: You know, this is very rare Sake that only 100 bottles are produced per year.
B: Hmm, so it is invaluable.
A: The method of production of this Sake is to only be taught to the eldest son in the Sake brewing family. That’s why not everyone can produce it, and…
B: Ah, that’s enough. Let’s enjoy it now!
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「貴重か」は今回”invaluable”って訳してみました。頭にinの付いとる単語は、”inexpensive”(高くない=安い)のごと語幹の語ば否定のイメージのあるとですけど、invaluableの場合は”valuable”と同じく「貴重か」って訳されます。
こん両者の違いは、ネイティブの人でもなかなか説明の難しかごたんとですけど、あるサイトで「valuableは金銭的価値のあるもん、invaluableは金銭的価値だけでは計れん価値ば持っとるもんに使う」って説明のありました。ほとんど同じごたん意味んことば同士でも、何かしらやっぱい違いのあるとですよね。
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