現在形は「買う」なのに、なんで過去形は「買(こ)うた」なんでしょうね?あ、おねだりする時の「買(こ)うて」もか。
ってことは、連用形だけが「こ」になるとですかね……昔は国語得意やったとけどなぁ。
ちょっと前から、「こうた」のスキットば考えようってしたら、どーしてもこん歌の頭から離れんかったもんで、あきらめることにしました。
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町でまんじゅう買うて
日見で火もろうて 矢上で焼いて
古賀でこんがらかして 久山でうち食うた
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これを英語で言うたら(歌っても可)、こがん感じになります。
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I bought a Manju in town
Got a light in Himi, grilled the Manju in Yagami
Scorched it in Koga, and did eat it in Kuyama
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英訳ば考える時にまず困ったとが、「……こん人、まんじゅういくつ買わしたとやろ?」
とりあえず、1個って勝手に決めてしまいました。長崎街道ば歩いて行きおった頃の話やけん、自分の食べる分だけやろ、って。
「火」は通常fireですが、こん人が日見でもらわしたとは、せいぜい提灯の火程度の小さか火のはずやけん、lightです。タバコに火ばつけるともライター(lighter)ですね。
次の矢上での「焼く」って実は英語でいろいろ言い方のあるとですが、bakeはオーブンとかでじっくり焼く感じやけん、grillにしました。grillでもまだちょっと強すぎる気のするとですけどねー。網焼きの訳はこれば使うことが多かけん、ってことで。broilは肉とか魚ば強火でしっかり焼く感じやけん、まんじゅうばそがん火に当てたら炭になってしまいます。あと、1行目はa Manjuやったとに、2行目はthe Manjuなのは、1行目は単に「まんじゅう1個」やけど、2行目は「町で買うたまんじゅう」に特定されとるからです。
古賀で「こんがらかして」って、レンチンできんやった昔の話やけん、あっため直しは火であぶるしかなかったってゆーても、さすがにちょっと焼き過ぎじゃなかと?って思うとですが……焦げ目んついたカリッカリのまんじゅう??とりあえず、scorchって訳しました。で、最後の「うち食う」は「うったたく」とかと同じで強調の接頭辞「うち」が付いただけって説ば聞いたことのあったけん、ateではなくdid eatにしました。「長崎ん町で買うてからずーっとガマンしとったけど、とうとう食うてやったばい!」って感じですかねー。
まんじゅうは、もちろんManjuって英語で書いてもまず通じません。敢えて訳すならJapanese steamed bunですかねー。中華系の人がいるエリアやったら”Mantou”ってゆーたらわかってもらえます。
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