大学に入ってまだ日の浅かったころ、サークル仲間の家で先輩達がジャラジャラと麻雀牌ば混ぜおるとが物珍しゅうして後ろから眺めおったら、不意に「麻雀わかる?」と質問が。慌てて「いっ……全然わかりません」と、本人的にはギリギリセーフで標準語ば返せたつもりやったとけど、すかさず「今『いっちょん』って言おうとしただろ?」。驚いて雀卓を囲んでいる先輩たちをよく見直したら、福岡、宮崎、長崎など、全員九州人でした……慌てたらいかんですね。
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A 「こん数学の問題難しすぎやろー。いっちょんわからん」
B 「どい?」
A 「こいさー。わいもう解いたと?」
B 「……ノートなら貸さんぞ。まずわがで考えろ」
A 「けちー」
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これを英語で言うたら、こがん感じになります。
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A: This math problem is too difficult. I have no clue.
B: Which one?
A: This one. Did you solve it?
B: …I won’t lend my notebook to you if that’s what you are asking for. First think by yourself.
A: You are so mean.
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mathはmathematicsの略で、口語ではよう使います。
また、Aくんの最後のセリフ”You are so mean.”も、友達とか仲のいい人同士で軽口としてよう使いますね。もちろん、意地ん悪か相手ば本気でなじる場合にも使います。どっちの意味で使っとるかは、文脈次第ですね。
◆英語の発音ば練習したか人へ
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