今日は大みそか。おせち料理の準備で忙しか人、これから買い出しで忙しか人、実家に向かいおって渋滞に巻き込まれとる人、いろいろでしょう。こんサイトば見おる暇なんかなか、って人がほとんどやろけど、年の明けてからでん見てください。
お正月料理の準備は女性陣がするところが多かでしょうが、実の母と娘でも、普段別々に暮らしとったら下ごしらえの仕方とか調味料の扱い方とか、結構違ってくるごたんですね。
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娘 「お母さん、数の子ん出汁ば作ったけん、味見ばして」
母 「どれ……んー、ちっと薄かごたんね。醤油ば足したら」
娘 「どんぐらい?」
母 「さーっとひと回しぐらいでよかやろ」
娘 「そいじゃわからん。大さじで何杯とかゆーてよ」
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これを英語で言うたら、こがん感じになります。
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Daughter: Mom, I made the soup stock for kazunoko. Would you see how it tastes?
Mother: Let’s see… Hmm, I guess it’s a bit subtle. Why don’t you add some more soy sauce?
Daughter: How much?
Mother: Maybe just one round is enough.
Daughter: I can’t figure it out. Tell me how many tablespoons, for example.
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「数の子」はkazunokoってしたとですけど、話す相手が日本人じゃなかったらまず通じんけん、herring roe(ニシンの魚卵)って言い換えんばでしょうね。
料理ん上手か人に限って、こんスキットのお母さんのごとおおざっぱ系の方の多くて、作り方ば習っても分からんっていうとばよう聞くとですよね。けど例えば「じゃがいも300g」って本に書いてあるごときっちり揃えるなんてまずせんし、お鍋の中ん様子ば見ながらしおったら「お醤油はふた回し入れて、みりんはひと回し」とかってなるとやろうなぁ、とも思います。
それではみなさん、良いお年をお迎えくださいませ。
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